
※:このブログは岩田徹(人間)がAIと相談しながら書きました。岩田徹 w AI
アイディアポイント岩田です。最近、急に寒くなりましたが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。現在、当社では絶賛、納品中!と同時に、来期のご相談に乗りながら提案中!ということで忙しくしています。今年度も様々な案件に関わらせていただいたことに感謝しつつ、一度、当社の取り組みやプログラムをまとめてご紹介しようということで、現在、プログラムやその考え方を整理しています(随分、散らかってしまったので)。今回は、当社でサービスを提供する際の基本的な考え方を紹介します。これまでまとめたことはありませんでしたが、すべてのコンサルティング、研修はこの考え方で設計されています。当社とお取引する際の参考にしていただければ幸いです。今回はあまりおもしろくないかもしれないと思いつつ、大切なこと(のわりには、普段、長々と話すことがない)なので、まとめてみました。
共感された方はぜひ、ご連絡を!よくわからなかった人もぜひ、ご連絡を!具体的な話を聞きたい人もご連絡を!絶賛、営業中です!さてさて…
なぜ、人材育成に「考え方」が必要なのか?
世の中には様々なトレーニングプログラムが存在しています。私たちも日々、勉強していますし、売り込みを受けることもあります。一般的に流行しているものは触れるようにしています。もちろん、好き / 興味があるというのもありますが、私たちにとってはそれが大切な経験になるからです。あらゆる商品・サービスには思想が存在しています。その思想に触れたり、その思想を実現するための方法を学ぶのが私たちが様々なプログラムを経験する理由です。そして… 意外とすぐにはわからないかもしれませんが、研修やトレーニングには、この基本的な「考え方(思想)」が意識的、無意識的に強く反映されています。そのため、基本的な「考え方」を整理しておくことは大切なのと同時に、その「考え方」を関係者と共有しておくことは重要です。
逆に、あれ?と違和感を感じる研修やトレーニングは、「考え方」がしっかりしていないものが多いようです。例えば、「ビジネスパーソンには自律的な振る舞いが必要です」と言いながら、「まずは、周囲に聞きましょう」みたいな…説明すれば矛盾していないのですが、聞いている人は、意識的 / 無意識的に感じるものなのです。
ということで、当社が考える人材育成に対する基本的な「考え方」について説明していきます。今回は、「まじめ回」ということで…。
人間は人間である。全員、違うし、一括りにしてバルクで扱うものではない
人材育成において最初に理解すべきことは、「人は皆違う存在である」という極めて当たり前の事実です。言うまでもなく能力、価値観、生い立ち、モチベーション、人生のステージ、得意・不得意——これらは一人ひとり異なります。一方で、多くの人材を育成するためには、「若手」「管理職」「問題社員」「期待の新人」などある程度カテゴリーとして見て、施策を打たなくてはならないのも実情です。これは悪いことではないし、現実的な対応なので否定するものではありません(当然、そのカテゴリーの中で共通の課題というものはあるので)。
とは言え、やはり、人間は人間、個人は個人であるということを忘れてはいけないと考えます。学習や学び、経験は、やはり、「個人のもの」なので、基本的には「個人」を中心にして、その学習や学び、経験を設計するというのが私たちの基本的な考えです(特に、この点に関しては、AIの活用が威力を発揮するのではないかと研究中です。マーケティングと同じように、学習も極めて個人的な体験になるというのが私たちの考え方です)。
みんな、よりよい人生を望んでいる(自分の大切な人生を台なしにしたい人はいない)
多くのビジネスパーソンは、まじめに楽しく働き、成長し、自分の人生を良い方向へ進めたいと願っていると考えます。中には、モチベーションが低かったり、積極性に欠けたり、イマイチパフォーマンスが悪い人もいるのが現実的です。確かにその行動だけを切り取れば、「やる気がない」「責任感が薄い」と映ります。ですが、その裏には、様々な環境や不安、迷い、経験不足、成功体験の欠如といった要因があるのだろうと思います。私たちの研修プログラムでは、「人は本来よく生きたいと願っている」という前提を置いて本人を支援することに重点を置いて構成しています。
人は、役割と責任、やってよいことといけないことをわかりやすく、はっきりとさせた環境の中で(オープン、クリア、フェアな環境)最大限、自主性を尊重した上で、期待して任せれば、人はモチベーション高く喜んで働いてくれる
いくら能力や意欲があっても、境界線が曖昧な中では力を発揮できません。何を期待されているのか、どこまで主体的に判断して良いのか、どの行為が歓迎され、どの行為が避けるべきなのか——そのルールが明確であるほど人は自信を持って行動できます。迷いなく全力を出せるような環境であることが必要条件だと考えます。ここで重要なのは、“厳しくすること”ではなく“透明にすること”です。オープンな情報開示、クリアな責任範囲、公平な評価基準。これらが揃うことで、社員は余計な不安を抱かずに前向きに挑戦することができるようになります。
また、人は、信頼され、期待されたときに力を発揮すると考えます。丸投げ、放任とは違います。十分に役割と責任を明確にしたうえで、判断の余地と裁量を渡すこと。それによって、社員は自分の意思で仕事を組み立て、結果に当事者意識を持つようになると考えます。
私たちの研修・トレーニングでは、「やればできる」ことを前提にして、最大限期待して、より高いレベルの成果を求めるようにしています。以前、勤めていた会社では、「demandingだなぁ~」とか言っていましたが、ネットで調べたらどうやら「要求の厳しい、注文の多い、多大な努力を要する、骨の折れる、きつい」という意味らしくあまりよい意味ではないらしい… 。『よい意味で』要求が高い研修を設計するようにしています。
一方で、完璧な人はいないし、自分のことは意外と自分でわからないし、人はそれほど強くないので、会社や周囲からの継続的な支援、機会の提供が必要(性弱説)
主体性や期待は学び、成長するために必要ですが、人間は調子のよい / 悪い、得意なこと / 不得意なこと、不安になることや弱気になること、つい魔がさすこともあるものです。その性質は悪くなくても、つい弱くなることがあるものです。当社では、人間は基本的にはよいものであるけれども、それほど強くないことを前提に考えなくてはいけないという立場で考えるようにしています(性弱説と呼んで?呼ばれて?います)。
それを前提に私たちは、「継続的に支援する」ことを重視しています。フィードバックの仕組み、伴走者となる上司や同僚、挑戦するための機会、失敗しても再挑戦できる安全領域。人は支えのある環境に身を置くからこそ、挑戦することができる。人間が完璧でないことを前提に全員、『何かあったときには支える / 支援する』、そして、
『何かあってもダークサイドに落ちないこと(スターウォーズより)』を意識して研修・トレーニングを設計しています。
最後にまとめです
- 人間は人間である。全員、違うし、一括りにしてバルクで扱うものではない
- みんな、よりよい人生を望んでいる(自分の大切な人生を台なしにしたい人はいない)
- 人は、役割と責任、やってよいことといけないことをわかりやすく、はっきりとさせた環境の中で(オープン、クリア、フェアな環境)最大限、自主性を尊重した上で、期待して任せれば、人はモチベーション高く喜んで働いてくれる
- 一方で、完璧な人はいないし、自分のことは意外と自分でわからないし、人はそれほど強くないので、会社や周囲からの継続的な支援、機会の提供が必要(性弱説)
次回も「まじめ回」として、もう少し踏み込んで、これらの考え方が研修・コンサルティングプログラムにどのように反映されているのか、当社で提案する際に組み込まれている内容を解説したいと思います。
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株式会社アイディアポイント
代表取締役社長
岩田 徹









