著者が本を紹介します!-社内起業家-サラリーマンでも起業家でもない生き方

アイディアポイント岩田です。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

さて、私は昨年度から紆余曲折はしなかったものの、あれこれ言いながら書いていた書籍がようやく書店に並びはじめました!ということで、絶賛、発売中です。まだご購入されていない方は、ぜひ、ご購入ください!

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社内起業家 ―サラリーマンでも起業家でもない生き方

さて、今回は、せっかく本も出たので、本の紹介をしたいと思います。詳細は、本を読んでいただくとして書籍の中には書いていない『周辺』を書いていこうと思います。

このブログを読んで、ぜひ、読んでみようかなと思ってもらえるとうれしいです(買ってもらえるともっとうれしいです)。というわけで、早速


目次

そもそも、なぜ、この本を書こうと思ったのか? – 社内起業家のインタビューをまとめたかった理由

今回、『社内起業家』という『人』にフォーカスを当てて本を書いたのには理由があります。それは、「一般的に、そういう人がいることは理解されているけれども、あまり、どんな人なのか実態がよくわからない」と思う人が多いからです。

私たちは、普段から新規事業関連の業務を担当しているので、それぞれの会社で新規事業に取り組んでいる方とご一緒することは多くあります。実は、本当に素敵な方、尊敬できる方ばかりです。

一般的に思われているような、「キレッキレの一匹狼」だったり、「ちょっとした組織不適合者?はねっかえり?」だったりはしません。みなさん、優秀なことに変わりありませんが、それぞれの環境で志を持って、真摯にそのビジネスに取り組まれていますし、組織からも信頼されていて、組織に対しても非常に感謝しています。なんて素敵な人たちなんだろうということで、その人たちのことをよく知りたい、紹介したいというのがこの本を書いたモチベーションです。

もう一つ、純粋に、『それぞれのフィールドでがんばっている人たちと一緒に、何か形になる仕事をしたい』と思っていたので、それを形にするタイミングが巡ってきたということで、今回の出版の機会は、非常にありがたい機会でした。

ということで、今回の書籍は、『人』にフォーカスしています(新しいビジネスの内容やそれを生み出した組織の仕組みよりも、個人を中心にまとめてあります)。本当に素敵な人たちばかりなので、ぜひ、読んでみてください!


というわけで、今回、インタビューした社内起業家8名のを勝手に他己紹介!!

詳細は、書籍を読んでもらうとして今回、インタビューさせていただいた社内起業家の方を勝手に(そして、主観的に)他己紹介したいと思います。書籍では、ものすごくきちんと整った説明をしていただきましたが、それ以外にも掲載できなかったエピソード、ちょっとした本音など、いろいろなことを聞かせていただきました。本当に、すべてを掲載しきれなかったのが残念!です。みなさん、ご協力、本当にありがとうございました!

まずは、電子お薬手帳ハルモの福士さん。元ソニー、現シミックホールディングスということでこの辺りからまず非常に興味深いところですが、起業のきっかけから、社内の中で様々なことが起きる中を生き抜いて、事業化して、更に会社を移り、更に新しいサービスに発展させるアグレッシブさにただただ感動しました。そもそも、当時の中学生がプログラムにゲームさせたり?、柔道したり、ピアノしたりとどんな生活していたのだろうとかとても興味深かったです。

ライオンのシェフトモの廣岡さんは、本当に家事が嫌いな話がおもしろかったです。私は料理が好きなので、そんなに家事嫌いなのかと個人的には、POCで保育園に張った張り紙で、注目が一瞬で埋まるところの話が大好きです。事業を大きくするときの「このままだと倒れる」ところも圧巻?でした。インタビュー中になぜか社内でお菓子が配られる楽しい雰囲気が伝わってきました

アイシン社のライドシェアサービスちょいそこの加藤さんの話は、本当に『地に足のついた』ばかりでおもしろかったです。ストップウォッチ持って歩くんですね~一緒に卓球するんですね~等現地、現物、現場、「そんなことまで、本当に全部、自分で言ってやるんだ」と感動しました。学生時代の塾の話から債権回収の話、海外から新規事業、大変そうですが、こんなにどこ行っても、何でもやるとはすごい戦闘力な話でした。

MOL Plus の阪本さんは、商船三井グループの中でCVCの代表をされています。事業会社の中のCVC(当たり前ですが)という客観的に見るとオーソドックスなビジネスをこんなにも真摯に考えて取り組んでいるのか、海運ビジネスというある種限定された範囲でこんなにも深く考えているのかというのはとても勉強になりました。個人的には、野球部や野球チップスの話、おもしろかったです。月並みですが、「へぇ~、人に歴史ありなんだなぁ」としみじみと思いました。どうやって、「価値を出す」か大事です。

リープスインの日置さんは、キリンビバレッジ社発の社内起業で食品工場とのマッチング、コンサルティングをされています。特に、日置さんが入社されてから技術者として生産技術から開発部門等、キャリアを積む中で、新しいスキルや考え方を身につけて、ご自身の実体験からアイディアを創出して起業する話は、本当に教科書に載っていてもおかしくないようなお話しで、僭越ですが、「こうやって人は成長するものなのか」と妙に感心しました。『食品工場のマッチングがこんなに大変だ』のところは、とても勉強になりました。外から見ているとわからないものなんですね。一口に『冷凍』と言っても、違うんだなと(肉の固まりを凍らすのとチャーハンをパラパラに凍らすのは違うとか)

askenの道江さんは、食事管理アプリ、webサービス『あすけん』を企画運営されている会社のNo.2で活躍されています。親会社であるグリーンハウス社に入社されてから、栄養士として活躍されて、社内新規事業にFAで移られて、社長様と紆余曲折しながら事業を大きくされた話は、新規事業に取り組む人は全員、聞いた方がよいのではないかと思いました。特に、本体と子会社のカルチャーの違いやそれをどうやって説明して納得してもらうかなど、『社内起業』の大変さのところは真面目な話から細かいところまでとてもおもしろかったです(実際に、人を連れてって、「この格好ならいいですか」とか

NTTの伊能さんは、以前、NTTドコモでgaccoの立ち上げ、社長をされていて、現在は東京電力グループにいらっしゃるのと様々な会社の社外取締役をされています。今回は、過去の社内起業のお話を聞こうと思っていましたが、伊能さん、現在の活動(大学の立ち上げ、イントレプレーヌ協会の立ち上げ、『ヨコグシスト(伊能さんが提唱しているコンセプト)』の普及)など、現在の活動のお話しがとてもおもしろかったです。バイタリティのある方は、自分でいろいろな新しいことに取り組んで、必要な場所にフィールドを変えていくんだなと感動しました

オムロンの竹林さんのお話は、新規事業に取り組まれている方は全員、聞いておいた方がよいと思いました個別の話だけではなくて、考え方、オムロンという会社の哲学(大げさではなく)等、各所で突き当たる『壁』に、すべて、解答例があるように感じながらインタビューさせていただきました。それにしても、お話しして楽しい話が具体的なところから抽象的なところ、昔の話、未来の話、現実的な話から例え話など、話が縦横無尽に進む..ここでは語りつくせないので、竹林さんが書いた本とYoutubeを紹介しておきます

【本人公認】竹林一の「し〜ちゃんねる」

たった1人からはじめるイノベーション入門 何をどうすればいいのか、どうすれば動き出すのか

ということで、ざっと書いてみました。いかがだったでしょうか。今回は、“あえて”、社内起業もスタートしたばかりの人から大ベテランまで、様々な人にインタビューしてみましたので、ご興味がある方は、ぜひ、ご覧ください!

/ 彼女らに共通したスキルや能力はとか、インタビューで気がついたことは、書籍の中で、私のパートで書いておりますので、そちらをご覧ください!!


ちなみに、どんな感じでインタビューしたかと言うと…

 どこにも書くところがないので、このブログで紹介しておきます(自分たち用のメモということもありまして)。

インタビューですが、大体、1人、2.5-3時間、しっかりとインタビューさせていただきました(みなさん、本当にありがとうございました)。

もちろん、事前に調べられるものは調べて、共通の聞きたいこと、個別に聞きたいことなどを準備して、編集の方、ライターさん、私と当社スタッフの4人でびっしりと聞いています。

よく、「準備が大変なのではないか」と聞かれますが、全く大変ではありません。むしろ楽しいくらいです。公開情報は簡単に集まりますし、読んでいけば、聞きたいことはいくらでも出てきます。少し手間がかかるのは、「どの順番で聞くと一番スムーズに話が聞けそうか考えて、整理する」ところくらいです。

当日は、本当に楽しいです。きちんと趣旨を理解していただければ、後は、お話を聞いて、そこで出てきた疑問をさらに聞いてを続けるだけなのでみなさん、ビジネスに込めた想い、志や目指す姿などの真面目な話から、それぞれの苦労話やおもしろエピソードが出てくる出てくるとても興味深かったり、感動したり、本当に贅沢な時間でした。

(インタビューは、準備していたものの、聞きたいことを聞きたいだけ聞いてしまったので、その内容をまとめるのは苦労かけてしまったかもしれないライターの池口さん、ありがとうございました。)

以前、高校の友人が話していた『人には人からしか学べないことがたくさんある』ということを思い出すようなインタビューでした。『その内容を、ぜひ、みなさんにもシェアしたい!』という気持ちで書きました & 私が学んだことは本にたっぷり書いたので、みなさんも読んでみてください。雰囲気が少しでも伝わればいいなと思っています


そうそう、社内起業に関する論点は、一通りまとめてありますよ – 担当者はこれを読んでおけば、一旦、OK

一部ですが、『その人の話はおもしろいんだけど、「必要なマインドとかスキルって何?」とか、「それぞれの会社でどんな仕組みがあるの?」等、企画側の実務的な質問をいただくこともあるのですが、こちらは、私の方でまとめたものがあります

具体的には、下記のような項目です

  • 社内で起業するメリット、デメリット
  • 社内起業家が求められる社会的背景、起業の事情
  • 新規事業に取り組むきっかけ
  • アイディアの創出方法
  • 事業をスタートしてから立ちはだかる壁とその乗り越え方
  • 社内起業家が持っている共通の能力
  • 社内起業家にまつわるイメージの「ウソ」と「ホント」
  • 社内起業家に「向く人」、「向かない人」の違い
  • 将来、社内起業をしたいと思ったらやっておくべきこと
  • 社内起業家とキャリア

実は、少し書きすぎたかなと思いつつ社内起業家にまつわる論点は網羅的に書きましたので、この部分だけでも、興味のある方は必見ですということとで、ご覧ください。


最後に、今後の野望! – なんとかして、『第2弾』を出したい!!

というわけで、この書籍は、『社内でがんばって新しいビジネスに取り組んでいる『人』とその『経験』を多くの人に紹介したい』というモチベーションで書きました。そして、社内でがんばって新しいビジネスに取り組んでいる『人』たちを応援したいと..

今回の8名の方は素敵な人たちですが、あくまで、まだ、一部です ということで、なんとか、『社内起業』をシリーズ化して、第2弾、第3弾、第4を出していきたいと思います。

できれば、『女性社内起業家』、『シニア社内起業家』、『技術社内起業家』など、「へぇ~、いろんな人ががんばっているんだなぁ」と思えるような様々な切り口で様々な社内起業家を紹介できるようになりたいなと思っています。

目指すは、『日本で一番大切にしたい会社』↓↓↓ ここまでくれば、『社内起業家大賞』とかも表彰できそうだ

日本で一番大切にしたい会社7 7巻まである

今後、シリーズ化なるか?大いなる野望に向けて、ぜひ、ご協力(=ご購入)を。うまくいったら、第2弾でインタビューさせていただける方、募集できるかもしれない

という野望を書いて、これにて本の紹介、終了です。書籍に関する疑問や質問、聞きたいこと等あれば、ぜひご連絡ください。お話しできる範囲で、お話しいたします。ということで、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 本記事に関するご質問やコメント、疑問に感じた点がございましたら、ぜひ、お問い合わせフォームより連絡ください。最後までお読みいただきありがとうございました。

株式会社アイディアポイント
代表取締役社長
岩田 徹

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