ブログ作成の裏側大公開!~ ③良い記事を作るための工夫編

こんにちは。今回は「ブログ作成の裏側大公開!」シリーズの第3弾をお届けします。前回までの記事はこちら↓をご覧ください。

今回は、「よい記事を作るための工夫編」として、ブログ作成で生じる問題を解決するため、そしてより良いブログ記事作成のためにどのような対策・工夫をしているか、についてご紹介していきます。少しでも参考にしていただけると嬉しいです。


目次

問題と対策・工夫① : 更新頻度を落とさないようにするには?

→A : 記事の作成本数を『なんとしてでも守る』、バッファをもって執筆スケジュールをたてる

読み手に常に最新の情報を届けるためにも(きちんと更新されているWEBサイトだという印象を持っていただくためにも)、書き手の執筆リズムを崩さないためにも、更新頻度を保つことは大変重要です。

当社では、週に一回、ブログ記事を必ずアップしています。週に一回、月4本。少ない人数で回していると、結構大変です。

しかし、これは歯を食いしばってでも、記事の作成本数を守るしかありません。一度でも「更新しない週」を作ってしまうと、なし崩し的に、更新頻度がどんどん減っていってしまうと思います(過去の経験からも重要です)。

毎週、綱渡りなのは精神的にもきついので、常に記事を何本かバッファをもって準備しています。当社では、4本分(1ヶ月分くらい)くらいバッファを持たせています。これくらいバッファがあるとゆとりをもって執筆・編集作業に集中できます。バッファを持った中で、「この記事は早く出した方がいい」など、公開の順番を前後させたりして、調整しています。


問題と対策・工夫② : 「忙しくて書けない」メンバーに対してはどうすればいい?

→A : 少しでも執筆者の負担を減らすためにあらゆる手段を使う、そして、恐れずに催促し続ける

忙しくてなかなか筆が進まない。これは会社ブログを社員で書いている皆さんの「あるある」なのではないでしょうか。通常業務をやりつつ、ブログ記事を執筆するのは、想像以上に大変です。

少しでも執筆者の負担を減らすためにも、当社では、ブログ記事を作成する際に、最初は「録音音声」でもよいことにしています。もちろん、自分で文字をタイピングしてもよいのですが、人によっては「内容を話した方が早い」場合もあります。なので、録音した音声を編集サイドに提出してもらい、編集サイドが文字起こしもしています。尚、その際に、自動字幕生成ツールを使うと大変便利です。当社では、「Vrew」を使っています。もちろん、最終的に手で修正する必要はありますが、一から手で文字起こしをするよりも、大幅に時間短縮になります。

〆切を守るための方法は、原始的ではありますが、恐れずに、ひたすら『つつく』ことです。忙しいメンバーに何度もお願いするのは、本当に心苦しいです。その申し訳ない気持ちをグッとこらえて、記事のアップスケジュール、執筆者の業務スケジュールを見ながら、無理のない範囲&更新頻度が下がらないように、都度、〆切を確認していきましょう。


問題と対策・工夫③ : 執筆者の記事作成力を向上させるためにはどうすればいいのか?

→A : 任せすぎないで、STEP by STEPで誘導する、その場で書きかえながら教える

執筆者が最初から全員、記事が上手く書けるとは限りません。文章を書くこと自体、あまり慣れていない人もいます。

そのような場合、当社では、下記の2点のサポートをしています。

  • STEP by STEPで誘導する
  • その場で書きかえながら教える

STEP by STEPで誘導する」とは、順序立てて、分かりやすく記事作成を進めるということです。骨子を上から順に一緒にひも解いていき、「言いたいことはなにか」、「事実はなにか」などの問いかけを通じて、少しずつ記事を作っていきます。話しながら頭の中が整理されたり、自分の中の「おもしろい」を言語化する役に立ったりしています。なかなか慣れない人については、「赤ペン先生」や「お手本をみせる」こともやっています。

「その場で書きかえながら教える」とは、編集サイドが記事を書いているところを、画面共有などを通じて、実際に見てもらうことです。その場で見てもらうことで、「どういう風に文章を作っていけばいいのか」などを知ることができると考えています。
また、そこででた疑問をその場で解消するのにも役に立っています。


問題と対策・工夫④ : 社外・社内でブログを盛り上げるためにはどうすればいいのか?

→A : 地道に顧客への紹介、社内共有をしていく

 
社外に関しては、お客さまが興味がありそうな記事、お役に立てそうな記事のURLをメールでお客さまに送っています。例えば、「異業種交流研修」についてご興味があるお客さまには、「異業種交流研修でいただく質問に全部答えます!前半(事業戦略立案プロジェクト編)」および「後半」の記事を共有しています。実際、口頭で説明するよりも、当社のブログ記事を読んでいただいた方が、ゆっくり読んでいただいたり、丁寧に説明できるため、ご理解いただきやすいと感じています。このように少しずつではありますが、ブログを広めていくようにしています。

社内に関しては、記事が公開されたら、社内チャットで社員全員に共有しています。「こんな記事を作成、アップした」ということを共有してブログ制作を盛り上げるとともに、公開されている内容は、当社の「公式の見解」でもあるので、社員には必ず知っておいてほしいという意図から、社内での周知にも力を入れています。

私が運営者として、社内でブログ盛り上げるためにしていることは下記の通りです。

  • ブログの目的、大切にしていることに立ち返ること
  • 各社員ごとのコミュニケーションを変える

一つ目は、ついつい「ブログを作ること」で頭がいっぱいになってしまいがちですが、迷ったときや行き詰ったときは、そもそものブログの目的、ブログを作成する際に大切にしていることに立ち返ることにしています。ブログの編集会議でも、ブログの目的について、全員に毎回共有しています。「何のために」、そして「何を大切にしているのか」。これに立ち返ることで、自ずととるべき行動が見えてきます。

二つ目は、ブログについてのコミュニケーション(編集会議や催促の際)をとる際に、社員ごとにコミュケーションスタイルを変えています。話をじっくり聞いてほしい人もいれば、明確にビシッと言ってほしいタイプの人もいるので、執筆者が少しでも負担なく、楽しくブログ作成を進められるように、工夫しています。


現時点での成果と今後の『明るい』展望

本記事で紹介したような工夫を重ね、「週一回ブログ記事をアップする」、「お客さまからの頂いた質問に答える」、「コンテンツ・ナレッジを蓄積する」ということについては出来ていると思っています。手前味噌ですが、良い記事を作れているのでは…という自負もあります。当社のお客さまの「聞きたいこと」には答えられていると思っています。
そして、最近、当社のWEBサイトを見た、とお問い合わせをいただくことが少しずつ増えてきて、嬉しい限りです。

しかし、まだ多くの方に読まれている…というわけではありません(ビュー数がまだまだ少ないです)。現在は、コンテンツを積み上げることを目標にしていますが、そろそろ「何らかの手応え」がほしい、という気持ちはあります。その「何らかの手応え」が当社にとっては、何なのか(記事のビュー数なのか、問い合わせ数なのか、それとも別のものなのか)を、そろそろ明確にする必要があると思っています。
いつか、「当社のブログ記事を読んだことがきっかけで、お仕事をさせて頂くことになった」という素敵なストーリーが実現できればと思っています。


さて、3回に渡ってお届けした「ブログ作成の裏側大公開!」シリーズ、いかがでしたでしょうか。みなさまのお役に少しでも立ちましたら、幸いです。

 本記事に関するご質問やコメント、疑問に感じた点がございましたら、ぜひ、お問い合わせフォームより連絡ください。最後までお読みいただきありがとうございました。

株式会社アイディアポイント
管理本部
高橋佑季

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