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新規事業企画書の書き方!通る企画書をつくるための7つのポイント

 
 

新規事業の企画書の書き方について解説します。企画が通るために注意するべきポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。また、より良い企画書にブラッシュアップしていくためのコツについても見ていきましょう。
 
 


 

新規事業企画書を作成する目的

 

 
何か新しい事業をしたいと考えているだけでは、話は進展しません。新規事業を思いついたときは新規事業企画書を作成し、誰が見てもわかる状態にする必要があります。

新規事業企画書を作成することで、事業を実際に開始するときに関わる人々に理解を求めやすくなるでしょう。まずはアイディアを紙面に書き、視覚化することから、新規事業をスタートさせます。
 
 


 

新規事業企画書に含める項目

 

 
誰の目から見てもわかりやすい新規事業企画書を作成するためには、少なくとも次の6つの項目を含んでいる必要があります。
 
 

  • 新規事業の目的
  • 新規事業の概要
  • 新規事業のターゲット
  • 事業実現のために克服すべき課題
  • スケジュール
  • 費用

 
 
それぞれの項目で具体的に何を記載すれば良いのか、また、各項目をわかりやすく表記するためのポイントについて見ていきましょう。
 
 

新規事業の目的

最初に新規事業の目的を明記します。どんなに面白そうな企画であっても、何のために行うのかが明確でないならば、賛意を表明する人はいないでしょう。

新規事業の企画が通るかどうかは、事業の目的が明確かつ魅力的であるかに左右されます。何を行う事業なのか、そして、その事業を実現することで何を得られるのかを端的に記載しておきましょう。
 
 

新規事業の概要

目的を明らかにしたところで、新規事業の概要について記載しましょう。概要なので特に詳しく書く必要はありませんが、ターゲットにどのような価値をどの方法で提供するのかについては明記しておきます。

次のポイントを記載しておけば、新規事業企画書を見た人が事業の大まかなイメージをつかむことができるでしょう。
 
 

  • 対象とする顧客、ターゲット
  • この事業でターゲットが得られるもの
  • 事業によって対応するターゲットのニーズ
  • 新しく開発するモノやサービスのイメージ
  • モノやサービスの提供方法

 
 
例えば、外国語を学習したいと考える人向けのアプリサービスについて、新規事業を立ち上げたいと考えているとしましょう。上記のポイントに該当するように以下のように記載できるかもしれません。
 
 

  • 対象とする顧客、ターゲット:外国語を学習したいと考える人
  • ターゲットが得られるもの:外国語の勉強を毎日続けられる
  • ターゲットのニーズ:外国語の勉強を飽きずに続けたい
  • モノやサービスのイメージ:レベルごとにプログラムを選べるアプリ
  • モノやサービスの提供方法:スマホとタブレットに対応したアプリ

 
 
企画者がどんなイメージを持っているのかが理解できるので、周囲の賛意を得やすくなります。箇条書きで十分なので、この4つのポイントは記載しておきましょう。
 
 

新規事業のターゲット

新規事業のターゲットについて記載します。上記の例であればターゲットは「外国語の勉強をしたい人」となりますが、これだけではどんなサービスを開発したいのかが伝わりにくいでしょう。

開発するモノやサービスをより具体的にイメージするためにも、ターゲットを端的に記した後で、ペルソナを設定しておきましょう。例えば、次のように記載できるかもしれません。

  • 短期留学の経験はあるものの、あまり外国語を習得できなかった25歳の男性会社員。仕事では外国語を必要としないが、ある程度は身につけておくほうがスマートだと感じている。通勤時間が長いので、簡単に操作できるアプリで外国語を習得したい。

 
 

事業実現のために克服すべき課題

新規事業を実現するために、どのような課題があるのかについても考え、企画書に記載しておくことが大切です。課題はできるだけ多くの可能性を網羅すると、より良い企画書になります。網羅性を高めるためにも、次の3つの観点から考えてみましょう。
 
 

  • 企画を実現するために解決すべき課題
  • 現時点では明確ではないものの、解決するほうが良いと思われる課題
  • 事業が失敗するときに想定される理由

 
 
外国語学習アプリの例であれば、企画を実現するためには「他の類似アプリとの差別化」が最大の課題となるでしょう。外国語学習アプリは多いので、利用者を引き付けるポイントを明確にしておくことが明暗を分けます。

また、今後想定される問題としては、「収益化」と「宣伝方法」があるでしょう。どの時点で課金をするのか、広告をどの程度流すのかを決めておくことで、より実現させやすい企画になります。

宣伝方法も大切なポイントです。どんなに優れたサービスでも、ターゲットが存在に気付かなければ意味がありません。インターネット広告にするのか、それとも交通広告や雑誌などを利用するのか、ターゲットのペルソナも参考に分析しておきます。

この事業が失敗する理由としては「利用者が少ない」「収益性が低い」「定着率が低い」などが考えられるでしょう。それぞれの対処法も考えておくならば、より説得力のある企画書が完成します。
 
 

スケジュール

事業を進めるスケジュールも大まかに企画書に記載しておきます。企画が通ったらすぐに始められる短期的なスケジュールと、将来的な展望も含めた中長期的なスケジュールに分けて作成しましょう。

例えば、短期的なスケジュールとしては、外国語学習アプリについてのアンケート作成や調査、アプリ制作会社への依頼などのサービス完成までの予定を記載できます。また、中長期的展望としては、リリースや広告などのアプリ完成後のスケジュールを大まかに記しておきましょう。
 
 

費用

事業が営利目的である限り、どんなに優れた企画でも、費用対効果のバランスが取れていないときは通らないでしょう。費用を出す企業側、つまり経営陣が納得できるような企画書に仕上げる必要があります。

大まかでも良いので、企画にかかるコストや完成までの期間、どの程度の利益が見込めるのかを企画書に明記しておきましょう。また、数字の根拠にも触れ、妥当な企画であることも示します。
 
 


 

新規事業企画書を作成する際の7つのポイント

 

より説得力のある新規事業企画書にするために、次の7つのポイントを押さえておきましょう。
 
 

  1. なぜ自社で行うのか理由を明確にする
  2. 投資する価値がどの程度あるのか
  3. 確実性はどの程度あるのか
  4. どのような課題が解決できるのか
  5. どのような結果を目指すのか
  6. 想定されるリスクと対処法
  7. 中長期的な損益

 
 
これらのポイントの記載方法や必要性について解説します。
 
 

1.なぜ自社で行うのか理由を明確にする

なぜその事業を自社で行うのか、理由を明確に記載します。次のポイントに留意すると、説得力のある理由となるでしょう。
 
 

  • 事業が企業の経営理念と合っていること
  • 自社の強みを活かせる事業であること
  • 競合他社にはできない、あるいはできても成功しづらい理由があること
  • 事業を成功させることが企業の発展に繋がること
  • 今が事業を開始するベストのタイミングであること

 
 

2.投資する価値がどの程度あるのか

社会還元や企業の知名度アップなどのために行う事業であれば、収益性は特にこだわらなくても問題ないでしょう。しかし、営利目的で行う事業であれば収益性があること、あるいは、企業にとって収益以外のメリットがあることを示すことが必要です。

そのためにも、ターゲットのニーズに応えていることを明確にしておく必要があるでしょう。また、ニーズの高さや事業実現によって業界内でどのような位置を獲得できるのかについても記載します。
 
 

3.確実性はどの程度あるのか

どんな事業でも開始してすぐは投入した資金は回収できません。しかし、事業の収益性が低い場合は、資金を回収するどころか、事業期間が長くなればなるほどマイナスが膨れ上がります。

企画の段階で、どの程度の収益が見込めるのかについて記載するだけでなく、確実性についても明確にしておきましょう。類似事業などの例も参考に、収益の根拠も提示します。
 
 

4.どのような課題が解決できるのか

ターゲットが持つどのような課題を解決できるのかについても、明確にしておきましょう。また、解決する課題を記載する前に、次の2つのポイントも明確にすることが必要です。

  • 本当に想定するターゲットがその課題を持っているのか
  • その課題を持っている人はターゲットだけなのか

いずれも机上の空論ではなく、実際に調査してから記載することで、より真実味が増します。
 
 

5.どのような結果を目指すのか

収益が出れば事業成功というわけではありません。事業を始めるときに立てた目的に到達し、想定される結果を達成したときに初めて事業が成功したと結論付けることができます。事業成功を目指すためにも、企画書の時点で想定する結果について明確にしておきましょう。

なお、結果は客観的に判断できるように数値化が可能なものが好ましいです。例えば売上や集客数などで目指すべき結果を、企画書の段階で記載しておきます。
 
 

6.想定されるリスクと対処法

事業を進めていくうえで、どのようなリスクが想定されるのか、またそれぞれのリスクにどのような対処法があるのかについても、記載しておきましょう。リスクをできるだけ多く挙げておくならば、事前に対策を立てやすくなり、結果として成功しやすい事業になります。

また、リスクが多すぎる場合、あるいはリスクに対して対処法がない場合は、「この企画は成功しづらいものなのではないか?」という点に思い当たるかもしれません。そのようなときは潔く企画を諦めることも大切です。企画の段階で止めることで、損失を回避できるというメリットを得られます。
 
 

7.中長期的な損益

企画実行後3~5年で予想される損益についても、企画書に記載しておきましょう。正確に予想することは難しいですが、他社や自社の類似分野の業績、開発するモノやサービスの市場規模や想定されるシェアなどから、可能な限り具体的な数字で損益を予想していきます。

企画の客観性を高め、なおかつ通りやすい企画にするためにも、損益予想は関わりのある部署の社員や、類似する市場で企画を出したことがある社員に協力をあおぐことができるでしょう。
 
 


 

新規事業企画書をブラッシュアップするコツ

 

 
新規事業がどのような内容なのかわかりやすく記載しても、それだけでは人の心を動かす企画書とはいえません。新規事業企画書をより説得力のあるものへとブラッシュアップするためにも、とにかく何度も書くことが大切です。

何度も書き直すことで、文章が練られ、より意味が通じやすくなるでしょう。また、何度も通して読むことで、説得力に欠けている部分などが見えてきます。

文章のわかりやすさは、第三者の目を入れることで向上するでしょう。企画内容とは関連のない社員などに企画書を見せ、すっと頭に入る内容なのか、どの部分に引っかかりを感じるのか尋ねてみることで文章をより良いものへと修正していくことができます。

また、ある程度完成したら、全体を通してストーリーになっているかも確認してみましょう。良い企画書はストーリーとして完成させています。ストーリーとして破綻していない企画書であれば、どの関係者が読んでも内容が理解しやすく、同じイメージを共有できるでしょう。

新規事業企画書を提出することが大切なのではありません。通る企画書を提出するためにも、何度も読み、何度も書き直してストーリーとして完成させることを心掛けましょう。
 
 


 

コツを押さえて「通る企画書」を作成しよう

 

 
新規事業を思いついたときは、企画書としてまとめて関係者が理解しやすい形にしましょう。しかし、企画者自身はわかりやすいと思っても、他の人にとってはどんな企画なのかイメージしにくい可能性があります。また、イメージができても、企画者が抱くイメージと異なるケースもあるでしょう。

わかりやすい企画書にするためにも、何度も読み直して理解しにくい点を洗い出し、表現を変えたり、根拠となるデータを付加したりすることが必要です。また、ストーリーとして仕上げることも意識しましょう。

わかりやすい企画書は、通りやすい企画書でもあります。アイディアを実現するためにも、コツを押さえて、通る企画書を作成しましょう。

アイディアポイントは、新しい価値観の創出や新しい企画の実現をサポートする会社です。目まぐるしく変わる社会の中で新しい事業に乗り出す企業さまに寄り添うアイディアポイントに、ぜひお気軽にお問い合わせください。
 
 
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