
こんにちは、今井です。アイディアポイントに入社して3ヶ月が経ちました。もともとは、人事の担当者として、研修を『発注する』仕事をしていました。今回、アイディアポイントに入社して、研修を受注する側として、仕事を教わる中で、はじめてわかったことや細かい工夫など、過去に研修を発注する側だったときに知っておきたかったことが多くありました。
本記事では、研修を『発注する側』と『受注する側』、 両方を経験して気づいた「発注する側のときに知っておきたかったこと」をまとめています。
研修の『目的』を考えることにもっと時間を使うべきだった
研修を発注する側にいたとき、もっとも時間を使っていたのは「研修の年間スケジュールの作成とそれを滞りなく回すこと」でした。
業務の優先順位の中で「とにかく、昨年度よりも多く研修を実施する」ことがとても重要でした。当時は、必死に進めながらも無意識に『研修を実施すること』自体が目的になっていました。
研修を受注する側にいる現在は、研修を『いつ、何回実施するか』はあくまで手段であり、研修の目的を確認することに時間を割いています。発注する側の思いと現状をヒアリングし、意見交換を重ねながら認識をすり合わせ、課題を確認、一緒に目的を明確にしていきます。ここに時間をかけないと、研修をする目的が曖昧になり、効果はでません。
研修を数多く実施することに時間をかけるより、研修の目的を考えることに時間をかけ、一つひとつの研修を目的に沿ったものにすることが重要であることをあらためて認識しました。
研修を発注するときには、きちんと目的を伝えて提案してもらえばよかった
発注する側のとき、研修の目的を決めたあとに取り掛かったのは、「なんの研修をするか」を決めて、「マネジメント」や「コーチング」など具体的な研修ジャンルを決めて研修会社に依頼することでした。
もちろん、講師は、テーマに沿った素晴らしい研修を実施してくださいましたが、中には講師からも受講者からも、よいフィードバックを受けられないことがありました。今考えてみると、その理由は、「研修の目的」に対して、自分たちが設定した研修ジャンルが適切でなかったからだと思います。
実際にアイディアポイントで、受注側になり、発注者となるお客さまとのお打ち合わせに同席すると、お客さまから具体的な研修ジャンルで依頼や相談があった際に、二つ返事で話を進めることがありません。お客さまが、そのジャンルを希望された経緯をお聞きすることで、研修の目的を把握し、受注側となる研修会社の経験や知識から、よりお客さまの状況にあった研修プログラムをご提案しています。
知識や経験豊富な研修会社に相談すれば、実施する研修の選択肢が広がり、より目的に合った効果的な研修の計画ができます。研修の目的が決まったら、まずはきちんと目的を伝えたうえで、研修プログラムの提案をしてもらうべきでした。
研修の内容も、パートナー企業と一緒に考えるべきだった
発注する側のときによくあったのが、研修ジャンルだけ決めて、内容は、教育研修会社や講師に「お任せ」することです。当時の言い分としては、「研修ジャンルが決まっていれば、あとはプロに任せた方がよい」でした。
プロにお任せすること自体は、悪いことではありませんが、その研修を『実施する』ことが目的ではなく、研修を受講する、『目的』を達成することにあります。研修の内容は一義的には研修会社に任せたとしても、自分自身で内容も確認して、しっかりと研修が実施され、受講者に伝わっている状態を作るまで責任を持つべきだと感じました。
研修会社では、そのプログラムで、実際にどんなことを学ぶのかを丁寧に説明しています。
社内でよく使われる言葉や表現を確認し、受講者が理解しやすい研修内容に作りこんでいきます。この過程を見ていると、「研修はプロに任せた方がよい」という考えは、一義的には正しいものの、発注側が情報共有、意見交換をできていることが前提であることがわかります。研修内容は、研修会社や講師に丸投げではなく、一緒に考えるべきだと感じました。
もっと上司に働きかけて、研修の『送り出し方』に気を遣うべきだった
研修内容まで決まると、後は実施するだけだと、ほぼ仕事が終わったような気になっていましたが、研修会社側の視点で考えると、受講者が「どんな状態で参加してくるのか」がとても大切です。そのために、研修の『送り出し方』にまで注意しなくてはいけないというのは、転職して視野が広がりました。
これは、研修を発注する側にいたときにも、実は感じていたことですが、研修に送り出された受講者が、講師の話に集中できなかったり、グループワークをしても、意見が出づらかったり、学んだり、意見を出してみようとする様子が見られないことがよくありました。理由は明確で、研修の『目的』や『受講者への期待』を十分に伝えておらず、講師や教育研修会社にいただいた研修概要の一覧を受講者や受講者を送り出す上司へ『共有して終わり」になっていました。受講者も上司も本社から指定された研修を『受けに行く(送り出す)だけ』になり、期待していた研修の効果が得られないと内心感じていまいた。
実際に、会社が研修を実施する理由や学んでほしいことを受講者や上司、同僚に伝えられていると、研修の送り出し方が大きく変わります。受講者は、「自分がこの研修で何を学ぶべきか(目的)」を知っていることで、研修内容が理解しやすくなり、集中することができます。上司や同僚は、受講者が「何を学びに研修に出るのか(目的)」を知っておくことで、忙しい通常業務の中でも、受講者が集中して学ぶことができるように、研修へ送り出すことができます。そして、目的を理解することで受講者はモチベーション高く、学ぶことができるようになります。
よい講師、よい研修を準備しても、受講者の『よい送り出し』ができなければ、研修目的につながらない時間になってしまうため、やはり、受講者の送り出し方にもっと気を遣うべきでした。
まとめ
発注側にいた当時は、社内で試行錯誤して、研修を実施することが、最もコストをかけずに研修運営ができる一番の方法と思っていました。コストを極力抑えたいと考える発注側の方は、少なくないと思います。
受注する側を経験してみると、日々、多くのお客さまと意見交換や情報共有をしているため、一つの研修が想像以上に作り込まれていることを知りました。
発注する側の考えが抽象的だったとしても、的確なヒアリングで研修目的の整理や課題の設定、研修内容の提案までできるため、社内での試行錯誤にかける見えづらいコストを教育研修会社との打ち合わせに使うことで、結果的にコスト面も、研修効果も高まることにもっと早く知っておきたかったです。
今回、研修を発注する側と受注する側の両方の立場を経験し、改めて早く知っておくべきだったのは、『教育研修会社にもっと相談して、もっと頼るべきだった』ということです。
これからは、より多くの方に、相談してもらい、頼っていただけるようにがんばっていきます。
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株式会社アイディアポイント
企画開発部
今井 裕也









